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経済学的思考のセンス
題名は固いのですが、具体的な身近な事象を材料にして、おもしろい視点の変化を味わうことができます。
たとえば、今は誰でも小さな政府論に立っている、と。
しかし、、、
小さな社会→少ない負担で失業におびえる社会
大きな社会→高い負担だがセーフティーネットが充実した社会。
といわれたらどうなるか?つーことですね。
あとがきにて経済学的思考のセンスを「インセンティブの観点から社会を見る力」と「因果関係を見つけ出す力」と定義しています。
「年金はねずみ講」「ねずみ講的年功序列賃金体系」などは、うむうむ、そうか、そういわれるとしっくりくる説明がされていて、新たな視点を得ます。鋭く切り込めると思います。
発明の対価について「たからくじ」を用いて説明するなど、うむうむと問題の本質をさっくり浮き出してくれます。
本書は、こういういい方があるのね、という発想のヒント集でもあるのです。
・プロ野球の年棒の高騰ぶり
何を彼らは生産しているのか?という素朴な疑問からその構造を考えています。
・美人と賃金との関係です。
もし、美人の人の賃金が高額ならば、政策的には、美人税を課して、ブサイクに生計の補助を与えねばならないという論www
こういう見方、していきたいものです。
< 作成日 2006/03/27 >
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