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白洲正子“ほんもの”の生活
知られざる白州さんの一面を垣間見れる一冊です。
手先が不器用でお料理ができなかったとか、油絵を描いていたことなど、なるほどなぁと読みふけれます。
個人的には、幼年期の頃の、ただひとり清少納言が好きと答えたエピソードに、運命というか後年の姿が色濃く出ているナァと思いました。
自分が美を生み出せないが故に、「見ること」に傾斜していたことなど、「個」というものを貫くということの意味を察することが出来ました。
印象深かったのは、「美を創みだすことが上位」に置かれた状況で、一心に「見ること」を追求した白洲さんの生き方に、男女と問わずにどの年代の人でも、おっと思うものがあるのではないでしょうか?
< 作成日 2006/10/04 >
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