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本当はヤバイ!韓国経済
韓国経済の実情を、韓国の公式ソース(韓国銀行や各韓国大手新聞)を元に解き明かす一冊。
韓国経済の今を解き明かすのが本書の目的ですが、もう一面に素晴らしいものがあります。この本の最大のメリットは、わかりやすく国際経済の指標がわかるということです。
たとえば、「外貨準備高」といわれても、よくはわかりません。しかし、本書中の「経常収支と資本収支が増えれば(減れば)、外貨準備高も増える(減る)」という、説明には脱帽です。実によい、国際経済の入門書といえます。ほんとうに、大学生、ビジネスマンの人には必須の知識が手に入れられるかと思います。
この数字はこういう意味で、この指標はこうこうと関係があるから、この数字からコレコレが読み取れる、といった感じで、ケーススタディで読むことができます。非常に読みやすい。
本書の内容は、上記のように、各種国際経済の指標を元に韓国経済を読み解いていきます。その愕然とする内容は、本書を読んでいただければと思います。
個人的には、韓国企業の外資に参入振りと財閥の市場の独占化には驚かされました。暗鬱とします。
本書の内容もまた、対岸の火事ではありません。日本でも起こりうることが、韓国で起きていることをしっかり読み取ってください。単にこれは、嫌韓や親韓といった問題ではありません。
< 作成日 2008/06/17 >
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