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日本経済新聞は信用できるか
本書は、日本で最大の経済新聞である、日本経済新聞を批判的に読むための一冊です。
日本経済新聞を、暴露やスキャンダルの観点ではなく、記事の客観性や公平性から読む解いていきます。
構成は、過去の記事と事後結果とを、データベースを駆使して、90年代後半から00年度前半の記事を検証していきます。
本書では主に、バブル、日本的経営、グローバリズム、IT革命、中国関連の記事を追って検証しています。本書を読むときは、これまでの経済記事とその結果を思い出しながら読み進めてください。
「やっぱそうだよね」と、改めて思うことでしょう。
あれほど熱狂的に語っていた「日本版401k」は、いまはどこに。。。
本書は、日経の「煽り体質」、「アメリカ・消費者重視」、過度の「日本の後進性」傾斜に警告を発しています。
筆者は最後に、日経は日本で最大の経済新聞であり、独占化が著しい、であるから、分割せよと主張しています。よくよく、この意味を読み取らないといけないなと思います。
第8章の「日本経済新聞の「正しい」読み方」は、メディア一般の読み方にも共通しています。ぜひ、一読をば。
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・個人的メモ
「まだ」は「もう」
観測記事→広告記事、ちょうちん記事、記事の時系列
冒頭と最後が矛盾する(まさかーと思ったが、多々ある)
理想化(長いものには巻かれる記事。報道の客観性。アメリカ、中国、韓国プッシュ)
煽り体質
< 作成日 2008/06/18 >
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