« 図説チーズの文化誌

 

歴史地図本 知って訪ねる 京都 »

 

白洲正子“ほんもの”の生活

知られざる白州さんの一面を垣間見れる一冊です。

手先が不器用でお料理ができなかったとか、油絵を描いていたことなど、なるほどなぁと読みふけれます。

個人的には、幼年期の頃の、ただひとり清少納言が好きと答えたエピソードに、運命というか後年の姿が色濃く出ているナァと思いました。

自分が美を生み出せないが故に、「見ること」に傾斜していたことなど、「個」というものを貫くということの意味を察することが出来ました。

印象深かったのは、「美を創みだすことが上位」に置かれた状況で、一心に「見ること」を追求した白洲さんの生き方に、男女と問わずにどの年代の人でも、おっと思うものがあるのではないでしょうか?

写真が豊富で、見るだけで豊かな気分になります。おしゃれ!というよりも、「。。。うん」と頷くしかない生活の中の美しさの演出にとろけてくださいませ。



書名    :白洲正子“ほんもの”の生活
著者名  :白洲 正子/〔ほか〕著
出版者  :新潮社
出版年  :2001.10


< 作成日 2006/10/04 >

このサイトは、資格の独学取得の方法論と勉強方法を探求する「独学のオキテ」のサブページです。

興味のある方は、オキテまでご訪問くださいませ。

オキテはコチラです。