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メディア・リテラシーの社会史

雑誌、新聞、ラジオ、テレビからインターネットまで、メディアの変遷を掴めます。
学術書っぽいが、普通に読めるメディア社会史です。専門用語少なし。

「情報」というものの歴史の読み物としてステキ。
個人的におもしろかったのは、グーテンベルクの印刷技術の発明の箇所です。
印刷された聖書が教会と聖職者の権威を奪ったというくだりには、目からウロコ。

メディア・情報というものに対して「もう一歩つぎの」の認識ができます。
難しいけど、ネット社会での「個」と「他者性」の認識の捉え方は、面白かったです。
「私」と「かれら」の関係は、新鮮でした。

マス・メディアは昔から、低俗なものといわれてきたのです。
今のテレビや雑誌が、低俗だなぁと思っている人は読みましょう。
「なるほどね」と納得できます。30、40代の人ならおもしろく読めます。



書名    :メディア・リテラシーの社会史
著者名  :富山 英彦/著
出版者  :青弓社
出版年  :2005.12



< 作成日 2006/03/04 >

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