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戦略思考で勝ち残れ!
西洋文明を「要塞文明」と形容し、日本文明(?)を「情緒原理主義」と述べる中山 治さんの二冊目の日本人論です。
内容的には、「戦略思考ができない日本人」の復習といったところです。
個人的メモ−−−−
欧米の、ダブルスタンダードの歴史はむかしから。
→愛の神を説く宣教師のあとに、武器と戦力を持った軍隊がやってくる。
ゲルマン民族が勃興したのは、その説得力の力。
→戦略的とは、現代ではビジョンを説くことではないかと示唆。
「敵を知って己を知れば、百戦危うからず」
敵を知る→敵の裏のダブルスタンダードを知ること。
己を知る→情報を発信すること。独りよがりこそ、最大の無戦略方針。
個人的には結構勉強になりました。機能組織がいつのまにやら共同体へと変遷している、というのは「大学のときに読みたかったフレーズ」でした。
日本人論第二段。スッキリした日本人観を持ちたい人は、ぜひお読みになってください。
書名 :戦略思考で勝ち残れ!
著者名 :中山 治/著
出版者 :筑摩書房
出版年 :200306
< 作成日 2006/06/14 >
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