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プリンシプルのない日本
「葬式無用 戒名不要」
シンプルな遺言で記憶に残っている白洲次郎さんのエッセイ集です。
本書は文芸春秋にて連載していたのをまとめたもので、時代背景は戦後です。
違う見方をすると、戦後史のたいへんおもしろい読み物かと思います。高校生や政治史に苦しめられている学生は、本書を読めばぐっと歴史の実像に迫れるかと思います。
「白洲次郎さんは、欲がない」と、本書の前文(今 日出海.育ちのいい野蛮人)にて書かれているように、次郎さんの視点には曇ったものがなく、下手な戦後史の10倍はおもしろく時代を読めてしまうのです。
白洲次郎さんは、「こうこう、こういうひとだよ」といわれてもピンと来ないものあることと思います。
本書を読んでいくうちに、こういう人がいたんだなぁ、となんとも人柄のにじみ出る一冊です。
人間観を磨きたい人事担当者・経営者は読んでおきましょう^^;
教育に問題があるとしたら、それは「よいオトナ」がいないということではないでしょうか?
書名 :書名 :プリンシプルのない日本 著者名 :白洲 次郎/著
出版者 :新潮社
出版年 :2006.6 著者名 :白洲 次郎/著 出版者 :新潮社 出版年 :2006.6
< 作成日 2006/06/19 >
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