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京都人だけが知っている

京都人の視線がとても新鮮で、流石にベストセラーになるなと思った一冊です。

京都は、「職人の町であった、そして職人の町である」という視点は、ああ、と納得した次第です。街中に工場(こうば)がおおいんですよねぇ。

「おばんざい」にしても、家族で仕事を切り盛りしている以上、食事に手間をかけられなかったと時代の生活の知恵、という切り口は、陳腐な雑誌情報にくらぶれば、非常におもしろいものが見えるかと思います。

仕事でアレ、学生でアレ、京都に住んだことのある人なら、新しい発見が必ずあるかと思います。

スパイスの効いた京都情報です。見落としていた何かがあるでしょう。

京都を好きな女性が多いものですが、職人の町→夫婦ともども仕事持ち→自然、自立した関係→自立した女性像に憧れがあるんじゃないかと思ってみたり、新鮮な切り口が手に入るかと存じます。

「京都人シリーズ」の一作目。京都人からの視線から書かれた京都についてのエッセイ。



書名    :京都人だけが知っている
著者名  :入江 敦彦/著
出版者  :洋泉社
出版年  :200105



< 作成日 2006/07/31 >

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