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セムラーイズム
ビジネス書のなかでも特異な一冊になりました。
というのも、中盤まで読み薦めるのにたいへんな苦労をしたからです。
アタマがぐにゃぐにゃになるというのでしょうか?
「なんでこんなことができるの?」という会社の改革が実行され、苦難と障害を伴いつつも、段々と成果を挙げていくので、ほっぺたのあたりがピクピクしてくるのです。
それほど、自分の信じ切った会社の姿・文化の「常識」を揺さぶられるのです。
賃金は自分たちで決めたり、工場の機械の配置・人事異動も自分たちで決めたり、職員・従業員の採用も、人事部が決めるのでなく実際の職場の面接と考課で決まったり・・・福利厚生はそれぞれの職場の委員会が決めたり。。。職員が会社を訴えてもそのまま継続して雇用されていたり、、、ショッキングな事柄ばっかりで、そらもう、ストレスが溜まりますw
中盤を越えると、「もしかしたら、会社という組織はもっと変えれるかも知れんのぅ」と思うはず。読んで損なし。
お盆がお正月などの休みが取れるときに読めば、忘れられない休暇になりますよ。
経営者サイド、従業員サイドの人にとっても。
経営書のなかではかなりのインパクトがあった1冊です。
中間管理職・経営者が読むと、うんざりしてくる改革事例が多々出てきますよ。
そういう意味でたいへんおもしろいかとwww
BRICsであるブラジル経済の歴史の格好の入門書ともいえます。
セムラー社に偏りすぎてますが、まったくブラジルの歴史・風土を知らない人には、セムラー社を通じて勉強してみましょう。
書名 :セムラーイズム
著者名 :リカルド・セムラー/〔著〕
出版者 :新潮社
出版年 :1994.08
< 作成日 2006/03/30 >
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