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特捜検察の闇
「特捜検察の闇」は、法と人間の関係についてのドキュメンタリーです。
本書では、もと検察官の「田中 森一」を展開の柱にして話が展開されます。
仕事熱心で無骨で、貧困から涙ぐましい努力をして検事になった彼の変わっていく姿を追うことで、変わっていく検察の姿を述べていきます。
最も印象に残ったのは、「国策」というコトバ。
検察官の独立、弁護士の在野性、裁判所の中立、そういうものの今が変わりつつある現状を知ることができるでしょう。
最近のライブドア事件がいっそう鮮やかに感じることができました。
小ネタですが、自分が冤罪で留置所に入れられてもいいように、「禅」でも勉強しようかなと思いましたネ、笑い事じゃなく。
拘置所の問題と現在の背景については、どんな人でも知っておくべき常識です。
実際の「法」の現場を書いているので、法律の初学者にオススメです。
司法の現場がリアルに書かれているので、ベンキョのやる気が増えるかと。
法をいうものの使われ方を、リアルに感じたい方にオススメします。
書名 :特捜検察の闇
著者名 :魚住 昭/著
出版者 :文芸春秋
出版年 :2001.5
< 作成日 2006/03/12 >
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