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京のわる口、ほめころし
京都の人の京都生活のエッセイです。
あー、こういうものだったのね、と素の京都の生活が垣間見えます。
個人的には、お菓子の生活の中での使い方が、たいへん、参考になりました。
お菓子のまるしげや、100円ショップでのお菓子三昧より、ちょっぴり素敵なお菓子生活をしてみたい人は、伝統的なお菓子のある京都の生活を、垣間見ることは意義があるかと思います。
なお、「京都商法」というのが、最終章にあるのですが、改めて驚いたことがあります。老舗という存在です。
だいたい、商売というのは、1代目だけが、かろうじて達成できるモノです。
しかし、2代目になると、大方つぶれます。
3代目以降に商売が引き続くというのは、奇跡に近いものだと考えていました。
しかし、京都には100年以上続く老舗が600軒以上あるとのことです。
少し驚きました。そして、負けない商売の強靭さを改めて納得した次第です。
生粋の京都人が書いてくれた、京都の生活のエッセイです。
書名 :京のわる口、ほめころし
著者名 :石橋 郁子/著
出版者 :淡交社
出版年 :2004.12
< 作成日 2006/04/28 >
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